銀行カードローンの自主規制が進まないと考えられる理由

金融庁が実態調査に入るということから銀行カードローンの過剰融資問題が一気に表面化しました。2010年の貸金業法の改正によって総量規制の対象になった消費者金融が貸付に大きな制限が設けられたことをきっかけに、銀行カードローンは毎年、その融資残高をどんどんと伸ばしていき、ついには6年ぶりに自己破産者の増加を招くまでになったのです。

さすがに銀行は監督官庁の金融庁が懸念を表明することで慌てて全国銀行協会がそれぞれの銀行の自主規制を求めるなどの対策を講じ始めたようですが、自主規制ではおそらく銀行カードローンの過剰融資問題は解決しないでしょう。

理由は簡単で銀行のとっては銀行カードローンは儲かる金融商品であり、なおかつ不良債権リスクもほとんどないからです。リスクのないもうけ話を自主規制で手放すでしょうか。金融庁の締め付けがどのくらいかによって変わってくるでしょうが、否定的な意見が多いようです。

銀行カードローンは銀行融資にとっては大きな金利を得ることができますし、不良債権化すれば傘下の消費者金融の保証会社から保証金を受け取ることができます。ノーリスクで高い金利が得られる優良な金融商品が銀行カードローンなのです。